【回顧録】 ラン栽培
2023年3月10日 17:48:59 作成
大阪愛蘭会とラン栽培
50歳ぐらいだったと思うが、その時に通販でサカタで通販で買った蘭の苗をベランダに置いておいたら、蕾が出てきたが、すぐに枯れてしまった。 なぜ枯れたのかよくわからなかったが、要するに温度が低かったせいだと分かったので、こらいかんと思って何とかしようと思って庭の隅に温室を作って、そこで加温して育てて、最初に蕾が出てきた時はどういう開き方をするのか非常に興味津々で毎日眺めていて、非常に感動した覚えがある。 この時の花はチップマリーだった。
この温室は木で作って、コーナンでコンパネと材木を買ってきて作った。 横の窓は色々考えたけどアクリルが通販でカットしたのを売っていたので、カットしてもらって、それで作った。 この時は結構頑張って二重の太鼓張り にしたのでフレームが木材のせいもあって保温性は非常に良かった。 90 cmX1.8 m ぐらいのパネルにして、そのパネルをはめたり外したりすることで夏と冬を切り替えた。 これは10年ぐらい持ったけども、さすがに朽ちてきたので、次はアルミの温室を注文して作ってもらった。 これも職人が来て2日か3日はかかったと思う。
ついでに北側にマスデバリア用の小さな温室を作って、ここにはエアコンを入れて温度を下げることにして、これはまあまあ小さいけどうまく動いてる。 大きな方もエアコンを入れたが、ちょっとエアコンが力不足でなので石油ファンヒーターを予備で入れて、最初の頃はエアコンは無くて、石油ファンヒーターしかなかったので、大きな90 L のタンクを置いて。そこからパイプで引き込んで使った。 これでだいたい毎月4缶で1万円ぐらいかかってたと思う。 その時は20℃°をキープしないといけないという考えが常にあったので、どんどんストーブを炊いたが、最近では十数度で良いという事が分かってきて、これでも確かにそんなに生育は悪くならないので、逆に昼間は温度上げて夜間を下げるということを、やった方が良いので、何が何でも20℃と言うわけではないらしい。
初期の頃は温室の中にさらに小さなワーディアンケースみたいなのを、これもアルミフレームとアクリルで作って、そこは外気プラスアルファにして、中の温度を下げるようにした。 冬はこれでも十分だが、夏は暑すぎるので、ウインドウエアコンを付けたが、十分には冷えなかった。 ペルチェを使った冷却もやってみたが、能力的に全くダメだった。 ものの本には水の蒸発熱でさがるような事が書かれていたが、最近は気温が上がったので、そんな事では追いつかない。 そのウィンドファンは今は畑の作業ハウスに使っている。 電気は食いそうだがなかなか丈夫にできている。
エアコンは、以前に家の配線をやってくれたXXさんを河原さんを通じて来てもらった。 その後付き合いがなくなったらしくて、来てくれなくなった。 それでまた別の電気屋を探して付けてもらった。 最初に付けたのは東芝で、これは最低温度が18℃で、世の中には2種類のエアコンがあって、最低設定温度が16℃に出来るのを探さないといけない。 結局マスデ室のエアコンはパナソニックに付け替えた。 本体の温室は冷やさないのにパナソニックになっていた。 東芝のエアコンはマンションの事務所に付けてある。
その後は畑に5坪の新しいハウスを建てて、そこで主にカトレアを作ることにしたので、元の温室はパフィオとバルボの専用になってしまった。 新しい温室には5キロ のエアコンをつけて、これでほぼ問題なく使えるようになった。内張をして、だいたい10℃ぐらいは上げることが出来る。 しかし5℃で15℃なので、氷点下になると厳しいし、霜取りで時々停まるので、灯油ヒーターと併用している。
畑のエアコンは付けるだけで良いので、ヨシデンに言って取り付けてもらった。 畑の内部の配線は全部自分でやっておいたので、後は関電とのやり取りを廃船してもらった。しかしつけて、あとは試験も何もせずにほったらかしだった。 後で関電がやってきて外部の接続をやってくれたら、その時に漏電を起こしていて、これではダメということでいろいろやってると漏電は治って、無事に受電出来た。
真冬にはちょっとエアコンだけでは苦しいし、エアコンは時々霜取りでストップするのでこれも大きな石油ファンヒーターを入れている。 これは9リッターのタンクがあるので一週間は持つ。 あまり手間はかからない。
夏の暑さ対策にはミスト噴霧をつけた。 これで大体10℃近くは下がるような感じである。 水道の圧力が強いのでミストを出すと、それで温度が下がる。 さすがに最近は外のビニールが劣化してきたのでそろそろビニールを張り替えないといけないと思うなかなか手間かかるのでどうするか考えている。

コメント